ドッグストリート
:
ブログ
ソラ
共に生きるために
蒜山へ ・・・ : 予想外なこと
[10/05 10:44]
「予想外なこと」、
それは蒜山のジャージーランドで、ソラが牛に対面したときに起こった。
私は牛の顔をアップで撮ろうと、カメラをかまえて、柵のすぐ近くまで進んだ。
当然 " ソラは私の背後にいるだろう ・・・ " と思っていた。
というのも、今までソラは牛を怖がっていたからだ。
ファインダーの中で見ていると、一頭の牛の顔が私の左の足元に伸びてきた ・・・・。
カメラで追っていくと、そこにソラも居るではないか!!
一瞬、戦慄が駆け抜けたが、好奇心の方が勝って、シャッターを押し続けた。
「 予想外なこと 」 は次の瞬間に起こった!!
なんと ・・・・、牛がソラの口を舐めたのだ ・・・・!!
それでソラは? 逃げなかった。これにはもっとびっくりした ・・・・!!
ソラは何度も牛に舐められた。
このとき、周りの観衆のざわめきが消え、それは次の瞬間、歓声に変わっていた。
「牛が犬をなめたのよ〜〜!!、自分の子供と思ったのかしら ・・・・?」
「すごいね〜〜、こんなこともあるんだね〜〜」
牛に舐められ、牛と挨拶を交わしたソラは ・・・・、
とたんに有頂天になって、柵の前で飛び跳ねた。
あそぼ〜よ〜! こっちにおいでよ〜〜!!
蒜山の明るい陽射しと草原の草の匂いが、
ソラにちょっぴり勇気を与えたのだろう。
「予想外なこと」、それは生物を育むもの、そして成長への糧となるもの ・・・・。
ソラの意識のなかで 「 よくわからない大きくて怖いもの 」 は、
牛という確かな存在へと変化したことだろう。
その夜、私の傍に 「キュン、キュン・・・・」 と寝言を言っているソラがいた。