ラフちゃんを待つチャヌ
前回のブログ記事で,今回の旅行には「チャヌにとってのサプライズも予定されている」などと書いて,旅行記への期待を煽ってしまったかもしれない。推理小説の犯人を先に教えるようなことになるが,「サプライズが無くなったことがサプライズ!」であったと,冒頭に告白しておこう(^^ゞ)
実は,今回琵琶湖方面へ出かけることに決まって,リンク先(ラフ*Smile)のラフ母しゃんに連絡させていただいたところ,2日目の午後にチャヌの異母兄弟のラフちゃんと会える予定になっていたのだ。懸念された台風は去り,雨模様の天気も何とか持ちそうと思っていたところへ思わぬ伏兵が現れた。ラフ母しゃん宅から待ち合わせ場所の間に出来た大型ショッピングモールのオープンの日であったため,途中の道路は大渋滞だそうで,ラフちゃんが乗った車は全く動かないとのメールが入る。せっかくの機会だからと,大分待ってはみたが,先の見えない渋滞のようで,今回は縁がなかったと泣く泣く諦めたのだ(/。-) 結局,台風よりも渋滞に困らされる結果だった(^0^;
ラフちゃん,長時間車の中でガマンさせてゴメンね(^0^; ) ラフ母しゃん,我が家のために大変な思いをさせて申し訳ありませんでしたm(__)m
話は最初に戻って,朝の4時前に我が家を出発するところから・・・。セコく深夜割引を利用するためと,少しでも多く旅先での時間を作ろうと,真っ暗な中を一家全員で出かける様はまるで夜逃げのよう(^O^;)
三木SAのランで,時間調整を兼ねてチャヌに運動をさせる。まだ薄暗い中でランにいたのはバーニー君,地元のワンコでSAへの連絡道路を使ってランに通うのは柴のリンちゃん,コーギー4頭を連れた人にも会った(^^) リンちゃんとボールを追って遊ぶのが楽しくて,時間が過ぎるのを忘れてしまい,次の予定を少し修正することになった(^^ゞ)
(左上)暗いとマズルしか見えないの(^0^; ) (右上)コギには吠えられちゃった(^^ゞ)
(下)リンちゃんはボール捕ったら返してくれないよ・・・(^0^; )
京都最初の目的地は,落柿窯さん&ラフ母しゃんお勧めの『円通寺(圓通寺)』である。円通寺の庭は真東に比叡山があり,庭園の背景にある景色を庭園の一部として利用する『借景』が見事なのだそうだ。若かりし頃の落柿窯さんはこの円通寺をよく訪ねられたそうだが,以前は寺内全て「撮影厳禁」で,入口でカメラを取り上げられたそうだ。ところが,ラフ母しゃんからの情報で,「近年周りの土地開発が進み,この景色もそう長くはないとの思いで撮影も許可された」とのこと。ラフ母しゃんが「ふっと行ってみたくなるお寺」と勧めてくださる処には是非行ってみたい。
10時の開門までには早い時間に着いて,しばらく駐車場で待った後に拝観した。受付で確認すると,「借景の庭のみが撮影OKで,その他の寺内は撮影禁止」だそうである。借景の庭の感想は・・・,拙い文では表現できない素晴らしさだった。是非,この風景が残っているうちに,一度でも訪れてみていただきたい処である。
当然,チャヌは寺内へは入場出来ないので,車の中でおとなしく留守番であった(^^)
円通寺借景の庭(背後に見えるのが比叡山) 苔生した庭が素晴らしい
円通寺を後にして,しばらく国道367号線を北上して大原へ向かう。お目当ては『三千院』と『寂光院』なので,どちらに歩くにも都合が良いように国道沿いの駐車場へ入ると,係のおじさんが親切にも木陰になる場所へ誘導してくれた。
三千院へは今回は入場する予定はなく,門前までの散策が目的である。ここはチャヌも一緒に出かけるため,オシッコを済ませ,マナーバンドを装着して出発である。
時折「まぁ,コーギーよ♪」とか「尻尾のないワンちゃんよ!」とかの声を聞きながら,のんびりと参道を登って行くが,土曜日の午前中のせいか,まだ残暑が残るせいか,人出は思ったほど多くはない。以前,コーギーのチョコちゃんママさんが「京都というと・・・,夏は暑い!冬は寒い!春秋は人が多い!・・・(;^_^A」とコメントされていたが,紅葉の盛りの時期には,チャヌなど踏みつぶされてしまう程の人出なのだろう(^O^;)
交代でチャヌを見ながらの参拝も考えたが,三千院は若かりし頃に来たこともあり,今回はパスして,来た道とは違う道を下りて行った。
三千院への参道 紅葉,楓の緑の天井 秋には赤く色付いて綺麗だろう(^^♪)
寂光院に訪れるのは初めてだし,ここでは庭のたたずまいを味わわずには帰れまい。幸い曇って気温も低いので,チャヌには車で留守番を願うことにした。駐車場係のおじさんも「木陰だから,少し窓を開けておけば大丈夫。犬も車も,様子は見ていてあげるから。」と言ってくださった(^^)
30分近く歩いてたどり着いた寂光院は,意外なほどこぢんまりとした庭ではあるが,どこからどのように見ても絵になる風景が素晴らしい。また,普段は湿り気の証しとして嫌う苔が,こんなにも美しいものだということを再発見した(^^) チャヌを待たしていなければ,いつまでも眺めていたい気持ちにさせる庭であった。
寂光院 苔の緑がこんなに美しいなんて驚きだ(^O^)
寂光院を出て時計を見ると,既に午後1時が近い。帰り道の途中の『たんば茶屋』に入り,庭にしつらえた席で『田舎定食』を頂く。この店は庭を綺麗にしつらえてあり,天気が良ければ店内よりも外の方が絶対にお勧めだ。「ん,天気が良い・・・」,気づけばいつの間にか太陽が出て,気温もずいぶんと上がっている。チャヌが熱中症になってはいないかと心配なチャヌパパは,出された料理をろくに味わわずにかき込んで,チャヌママ&チャヌオバを残して駐車場へ帰って行ったが,車を木陰に駐めていたことが幸いし,チャヌはいたって元気であった(^。^;)
(上)大原の里の風景 (下)『たんば茶屋』の庭で頂く昼食
さて,ここから国道367号線(鯖街道)を北へ進み,国道303号線で右折して琵琶湖へ至る予定であるが,その後の顛末は次回に続く・・・(^-^*)/
チャヌ
「とんでもなく字が一杯の記事になっちゃたから,今回はボクの感想は無しだって(^O^;) まあ,今日はチャヌママ達が主役で,ボクは寝ていることが多かったしね。次回からはボクが主人公に戻るから,楽しみにしていてね(^-^*)/」