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ドッグストリート : ブログ

サスケ奮闘記


サスケ
3歳の夏に重い心臓の病を抱えてしまったサスケ。 それでもサスケは めげずに今日を明るく生きました!

サスケ、期待をはずす

[10/14 19:40]

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 ★今日のサスケ語録★
  今日のタイトルは無礼でバウね!
  サスケ、怒っちゃうでバウ! 
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タイトルからしてオチありを匂わせて申し訳ない。

前回、多大なる期待をこめてサスケトレーニングに励む
私達の履歴をご紹介させていただいた。
今日は、その期待を見事にはずしてくれる
サスケの奮闘ぶりをご紹介させていただきたいと思う。

◆◇◆◇◆◇◆◇

はじめてのお散歩は、夏が終わって爽やかな秋晴れのとある日。
トレーニングも万全に、パパ、ママ、プーとともに出掛けることにした。
はじめはさすがに
「どこでバウここ?」
という感じで、地面をふんふん嗅ぎまわってなかなか歩かなかったサスケだが
コワくて歩かないのではなく、
「ここはオイラのテリトリーにしても平気でバウか?」
と、じっくり検分しているようであった。
その証拠に5分もすると、すたすた歩き始め、
あちこち、植木の根元などに「ちぃー」っと
ニオイをつけはじめる、という行動にでた。

「おお、さっすが男の子だね、サスケ。なわばりつくりしてるよ」
「うん♪歩くペースもプーにぜんぜん負けてないね。」
「どっちかっていえばプーのほうが後くっついてきてるみたいじゃん(笑)」

私達はマンションの周囲を1周し、いつもの中庭に着くと
顔を見合わせてニヤリとした。

「サスケ、いっとく?」
「一本走ってみよっか(-_☆)」

私達の住むマンションには中庭みたいなところがあり、
たまにプーのリードをはずして自由に走り回らせて遊んでしまってる。
(ホントはノーリードはいけないんだけど)
やわらかな芝がはってあるのでワンコが走り回るのに丁度よいのだ。

芝生のうえでリードをはずして、ママがプーとサスケを抑え
10メートルほど離れた場所にパパがスタンバイし、ワンズを呼んだ。

「プー、サスケ、パパここだよ!オイデオイデ〜」

まず、パパ大好きプーがタタッと走り出した。
サスケは一瞬なにをしてよいかわからない様子だったが
プーが走るのを見て、そっか!とわかったように後を追いかけて走りだした。

おお、いいぞサスケ。
プーを追いかけて走るんだ!
走れ、サスケ、がんばれサスケ!

…!

だがしかし、サスケの走りを見て
思わず、応援するママの表情が固まった。

サスケは走った。
思い切り、全力疾走で走ってくれた。
だが、しかしサスケの走りは…。

「サスケ、足遅っ!!」

ものすごく、遅いのだ。
プーの倍以上かかってパパのところに到着するサスケ。
こんなに暴れまわること好きなサスケなのに、
走るの遅いとは、いったいどういうことなんだ???

「いや、ママ。こいつ足遅いんじゃないよ。走るの、下手なんだよ」
「へ、へたぁ〜???」
「うん、サスケの走り方、よくみてごらんよ」

もういちど、ダッシュさせてなるほど、と思った。
サスケの走り方は足が前にでるのではなく、上に飛び上がっているのであった。
ニンテンドーゲームの「スーパーマリオ」を連想していただくと
非常にイメージをつかみやすいと思う。
まさに“びよーん、びよーん”という感じなんである。

「まだチビだから走るの下手なのかなあ…」
「でも、プーははじめっから走るの上手だったよ?」
「ううーん…特訓、しかないかなあ〜」
「でも、ワンコにどうやって正しい走り方フォームなんて教えるの?」
「…悩ましいね。」

人の夢と書いて儚い、と読む。

自転車と並んでサスケを走らせるという夢は
その場をもって忘れることにした私たちであった。

◆◇◆◇◆◇◆◇

無駄に期待させてしまってすまんでバウ。
でも、このボケぶり、はずしっぷりが
サスケの魅力なんでバウ。

サスケの奮闘はまだまだ続くので、あきれずに
温かく見守ってやってください…。

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