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第1回「“ブレ”写真をなくす!〜手ブレ対策編〜」

デジタルカメラで撮ると今までのフィルムカメラに比べて“ブレ”た写真が多くなったと思ったことありませんか?それはフィルムカメラで無意識にしていた、“ブレ”対策をしていないからです。
“ブレ”には2種類あります。「手ブレ」と「被写体ブレ」です。

「手ブレ」は撮影時にカメラを持っている手が動いてしまい、写真全体に起こる“ブレ”です。


写真

ピントは合っているのに、全体がぼわっとして見づらいですよね。特にニャンコの白いひげを見ると“ブレ”ているのが分かりやすいと思います。
油断していると折角のおめかし写真なんかも「手ブレ」しちゃいますよ。

撮影データ
CANON EOS20D EF24-70mm 1/50秒 F/5 ISO100

「被写体ブレ」は写っているワンコ、ニャンコなどの動きが速く、シャッタースピードが動きに追いつけない場合に、動いているものだけに起こる“ブレ”です。


写真

イベントレポート「ペットと一緒に初詣」の取材で出会った、V8ちゃんとシェビィちゃん。水をあげているお父さんの手は動いていないので“ブレ”ていませんが、 V8ちゃんとシェビィちゃん2匹はシャッタースピードより動きが速く「被写体ブレ」になってしまいました。

撮影データ
CANON EOS20D EF24-70mm 1/20秒 F/5.6 ISO100

どちらもシャッタースピードが遅いことが“ブレ“の主な原因なのですが、それぞれの“ブレ”を予防する対策は異なります。 これからご紹介する対策をすれば、デジタルカメラでも“ブレ”写真はぐっと減りますよ。
2回に分けて「手ブレ編」「被写体ブレ編」として説明していきます。


手ブレ対策・・・両手でしっかり持って構える
今までのフィルムカメラには液晶画面がなかったので、撮影する時にはファインダーをのぞいていましたよね。この時、ファインダーをのぞくことで自然と脇を軽くしめ、カメラを安定させていたんです。
しかし、今はファインダーのないデジカメもあり、撮影するときは、つい液晶画面を見ています。いくらカメラが軽いからといって、手を伸ばした状態で撮影するのはとても不安定です。
「手ブレ」の基本的な対策は、デジタルカメラは両手でしっかり持って撮影しましょう。

被写体に近づくために、つい片手を伸ばしてしまいがちですが、両手でしっかりとカメラを持つと自然と体ごと近づき、姿勢もカメラも安定して撮影できるようになります。
また、最近は当たり前になってきた『光学手ブレ補正機能』ですが、大きくブレると補正しきれないので、光学手ブレ補正機能が付いているからと油断せずに、両手でしっかり持って撮影しましょう。

うす暗いところで撮影する時に、シャッタースピードが遅くなることも「手ブレ」の原因になります。うす暗いところで撮影する時の撮影方法は、次回「被写体ブレ編」でご紹介します。


○それでも「手ブレ」してしまう場合
(1) シャッターボタンの「半押し」を使います。「半押し」の状態でピントをしっかり合わせてから、シャッターボタンを押し込んで撮影するようにしましょう。
(2) 柱や壁に寄りかかったり、テーブルに肘をついたりと撮影する時に体ごと安定させて、「手ブレを起こさないぞ」と気合を入れて撮影する。
(3) テーブルや床などの安定した場所にカメラを置いて撮影する。
その時の撮影状況で、上記の中から出来る対策をして下さいね。


○どうしても片手で撮影しなければいけない状況の場合
片手にカメラ、もう片方の手にワンコ、ニャンコのおもちゃやおやつという時は、どうしても片手だけでカメラを持たなければ、撮影できないですよね。そんな時は
(1) 必ずストラップを手首や首にかけて、シャッターボタンとカメラの底部を挟むように、しっかりと持ちましょう。
(2) シャッターボタンの「半押し」でピントをしっかり合わせてから、シャッターボタンを押し込んで撮影しましょう。
※うす暗いところで撮影する時は、次回ご紹介する「被写体ブレ編」を参考にしてください。


・不安定な片手での持ち方 ・オススメする片手での持ち方
写真 写真

この持ち方では、シャッターボタンを押すときに、手全体が動いて「手ブレ」が起きやすくなります。

シャッターボタンを押す時にかかる力と反対に、カメラの底部を挟むように持ちましょう。


注意:カメラを落としやすくなるので、必ずストラップを使用しましょう。


みんなの疑問? 『シャッターボタンの「半押し」ってなに?』
シャッタ−ボタンを軽く押すと、液晶画面に緑色の枠が出てきて、ピピッと音が鳴りませんか。この状態がシャッターボタンの「半押し」です。この時、カメラは被写体を判断し、ピントを合わせています。 この「半押し」をせず一気にシャッターボタンを押そうとすると指に力が入りすぎてしまい、カメラが大きく“ブレ”るので、「手ブレ」の原因にもなります。
シャッターボタンの「半押し」を覚えて、ピントを合わせてから、さらに押し込んで撮影するようにしてくださいね。


次回は「“ブレ”写真をなくす!〜被写体ブレ対策編〜」です。

写真提供・協力:PETST All rights reserved(無断転載禁止)
機材協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社

筆者 放浪写真家


写真 放浪写真家

チベットを放浪するのが好きな写真家。寝転んで猫を撮影したり「ワンコの写真を撮らせてください」と声をかけられたら、それは放浪写真家かもしれませんよ。

ご質問をお待ちしてます!(受付期間:2007年6月下旬まで)

「これは何?」「この場合はどうしたらいいの?」なことから「専門的で難しい」ことまで何でもコチラから質問してくださいね。 「勝手に写真講座」では皆様のデジタルカメラや撮影の仕方への疑問、質問で多かったものを講座内で解決していければと思っています。
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